倉敷美観地区が素敵すぎて、2日ほど岡山に滞在してしまいました。
さて、再び電車で日本縦断の旅に戻ります。
青春18きっぷでの日本縦断旅行4日目の今日は岡山から名古屋を目指します。
今日移動する区間は、何回か来たことあるところが多いので、今回は気になるところで降りる『ぶらり途中下車の旅』を敢行しました。
長時間の移動も良いけど、これが青春18きっぷ本来の使い方というか、これが醍醐味ですね。
岡山駅 07:07 〜 姫路駅 08:40(山陽本線)
今日は岡山駅からスタート。
岡山駅を出発して約1時間半。今日最初に途中下車した駅は姫路駅。
以前、姫路城を見に行った際、その美しさに感動し、これはもう一度見たいと思い、姫路駅で降りました。
しかし、あいにくの雨で姫路城はうっすらとしか見えません。
晴れた日の姫路城は別名『白鷺城』と呼ばれその名の通り、白く美しく堂々たる佇まいの、とてもカッコいいお城なのです。
ですが、こうして見ると雨の日の姫路城はそれはそれで趣きがあって良いのかもしれません。
せっかくなので、近くまでやってきました。
雨が降ってかかる靄の中、佇む姫路城もまたいい。
さすが国宝5城のひとつ。
前来た時は快晴だったので、それはそれは美しかったです。
晴れでも雨でも美しいお城、それが姫路城。
城内には前回訪れた時に入ったので、今回は外から見学。
ちなみに姫路城に向かう道中、銅像がいくつかあります。その中でひとつ気になる銅像がありました。
帽子より先に身につけるものがあるでしょと思ったのは僕だけでしょうか。
姫路駅 10:11 〜 神戸駅 10:48 〜 元町駅 11:01(神戸線)
雨の姫路城を後にして、次に向かうのは神戸駅。
姫路駅を出発して約40分。神戸駅に着きました。
電車を降りて、改札に向かおうとエスカレーターに乗ると、ふと皆が右に並んでいることに気づきました。
そうか。岡山では気にしてなかったけど、姫路はエスカレーターは右か。
こんなところで、自分が日本を縦断しているのを感じます。
そういえばエスカレーターの左右の境界線ってどこなのか。
今度調べてみよう。
さて、改札を出ると見えました。神戸駅 KOBE STATIONの看板です。
なんか、駅舎が上野駅とよく似てます。
神戸元町中華街
神戸駅から少し歩いて見えてくるのが、元町中華街。
長崎の中華街は観光地という印象が強かったですが、神戸元町中華街はもっと街に馴染んでいるようで、地元に根付いているような印象を受けました。
ここに来る前に長崎の中華街にも行ったので、これで全ての中華街を制覇です。
歩いていると、いたるところから良い匂いがしてくるのでつい食べ過ぎちゃいました。
北京ダックって初めて食べたけど、うまい。
それから、すごい行列が並んでいたので買ってみた「老祥記」の生豚まん。
もっちりとして、ジュワッと肉汁が溢れてくる生豚まんは、めちゃくちゃ美味しい。神戸に来たら是非食べてみて欲しいです。
それから角煮まんに、胡麻団子など。これは財布の紐が緩んでしまいますね。
神戸 北野異人館街
神戸といえば、異国の街並みも有名。せっかくだから街をお散歩して見ることにしました。
三ノ宮駅から坂を上って、北野異人館街へ。
異国情緒溢れる街並み。歩いているだけで、ワクワクします。
三ノ宮駅 13:23(神戸線) 〜 京都駅 14:14(京都線)〜 馬堀駅 14:57(嵯峨野線)
神戸駅で降りて、元町中華街で食べ歩きして、北野異人館街を散策して、たどりのは三宮駅。
今回の鉄道旅で初めて電車を使わずに前に進んだ区間です。
ここからは青春18きっぷを利用して、再び電車の旅に戻ります。
さて、ここまで色々と楽しんできましたが、ここからが本日のメインイベント。
嵯峨野トロッコ列車目指して、京都は馬堀駅へ向かいます。
ところで、全然関係ないですが、関西に来るたび不思議に思うのがこのホームに
設置されているロープ。
ホームドア同様に人身事故や駆け込み乗車を防ぐためのものだと思うのですが、
駆け込み乗車しようとしたらプロレスのロープワークみたいに、ばいーんと跳ね返されるのかなと妄想してしまいます。
それはそれで事故ですが。
そんなことを考えながら、電車に乗ってぼーっとしていたら、気づけば京都に到着してました。
京都駅は数ある駅の中でも特におしゃれで駅の作りも独特で、結構好きです。
駅を出ると、最初にドーンと現れるのが京都タワー。
これを見ると「京都に来たんだな!」とテンションが上がります。
ここから多くの観光客は「嵐山」や「清水寺」の方に向かうかと思いますが、僕の目的地は嵯峨野トロッコ列車。
なので、僕は市バスにも嵐山電鉄にも乗らずにJR嵯峨野線に乗って、トロッコ亀岡駅の最寄駅の馬堀駅へ向かいます。
京都に来ると、いつも京都市内ばかり見ているので実は今回初めて乗る嵯峨野線。とてもワクワクします。
京都駅を出発して、25分で馬堀駅に到着。
馬堀駅には初めて来たのですが、想像以上にのどかな場所でビックリしました。
周りに広がる畑と山々。
観光客視点だと『京都=古都』みたいなイメージだと思いますが、中心部を離れるとこういう風景が広がっているですね。
京都の新たな一面を見た気がします。
さて、ここから歩いて、トロッコ亀岡駅へ移動します。
トロッコ亀岡駅 15:30 〜 トロッコ嵯峨駅 15:56(嵯峨野観光鉄道)
JR馬堀駅から歩いて約7分。ついにトロッコ亀岡駅に到着しました。
以前、嵐山を観光したときに、外から眺めたトロッコ列車。中からはどんな景色が見られるんだろうとずっと気になっていました。
いよいよ今からそのトロッコ列車に乗ります。もうワクワクが止まりません。
駅の内装は少し古めでなんかスキー場周辺にあるロッチっぽい。
受付できっぷを買って、ついにホームへ。
しばらく待っていると、嵐山で走っているのを見て、次京都に来たら乗りたいと思った列車が目の前に!
今まで外から眺めていたトロッコ列車。中に入ってみるとこんな感じなのか。
一般的な柔らかなシートでなくて、木製の座席というのがまた雰囲気があります。
乗客が席に着くと、トロッコ列車は大きな汽笛を鳴らしてついに出発。
最新式の電車はとても快適だけど、レトロな列車だからこそ味わえるこの雰囲気。
座っているシートのお尻から伝わる振動、車体の揺れから、窓の外から聞こえてくる音から、空気の揺れなど全身で列車の旅を味わっている感覚で、とても最高でした。
もちろん眺めも最高。
トロッコ列車は30分ほどで終点のトロッコ嵯峨駅へ。
あっという間でしたが、夢のようなひと時でした。
嵯峨嵐山駅 16:57(嵯峨野線) 〜 京都駅 17:14(京都線)
夢のようなひと時を過ごさせてくれたトロッコ列車に別れを告げ、今度は京都駅へ戻ります。
今回初めて知ったのですが、トロッコ嵯峨駅から嵐山って近いんですね。
トロッコ嵯峨駅で降りて、JRの駅へ戻ろうとしたら意外に近くにあったので、ちょっと歩いて嵐山を散策しました。
しばし嵐山を雰囲気を楽しんだ後は嵯峨嵐山駅から京都駅へ戻ります。
なんだかオシャレな電車を見つけたので、写真を撮っていたらなんと無料で乗れるそう。京都は普通列車もオシャレな車両があっていいですね。
途中「太秦映画村」で有名な太秦駅を通過しました。
太秦の名前は聞いたことありましたが、ここにあったと知りませんでした。
行ってみたかったけど、今回は時間的に行けなかったので次の機会に行ってみます。
京都駅 18:31(琵琶湖線)〜 米原駅 19:35 〜 名古屋駅 20:41(東海道本線)
京都駅に到着したら、551の豚まんで腹ごしらえ。
豚まんは、さっき神戸で食べましたが、関西圏に来たのに、この豚まんを食べずに去るという選択肢はありません。
本当は大阪のフラン軒のソフトクリーム入り味噌ラーメンも食べに行きたかったけど、時間がなかったためまたの機会に。
期間限定のメニューなので、また来年時期が合えば食べに行ってみたいです。
さて、ここから東へと向かいます。
京都から今日の宿がある名古屋まではひたすら移動。気になるところはあるけど、もう夜なので通過するのみです。
こうやって通過してしまう路線もいつかしっかり途中下車してみたいな。姫路城と同じ、国宝5城のひとつ彦根城とかもいった事ないので。
琵琶湖線から、ついに東海道本線へ乗り換えます。
東海道本線は、青春18きっぷ旅には欠かせない路線。「日本の大動脈東海道新幹線」「18キッパーの大動脈東海道本線」って感じがします。
関ヶ原駅。「関ヶ原」ってだけで非常に気になります。途中下車してみたい駅のひとつです。
今日のゴール愛知県名古屋駅に到着。
今日のゴール「名古屋」に到着しました。
後半はだいぶ駆け足になってしまいましたが、4日目の旅も無事終了しました。
本日の宿は『ホステル わさび名古屋駅前』
というわけで、4日目は岡山県倉敷から愛知県名古屋駅までの移動。
今日の移動区間は過去に通ったことある区間なので、結構寄り道&途中下車しました。
特に念願のトロッコ列車に乗れたのは感動ですね!
本日の宿は、名古屋駅近くの『ホステル わさび名古屋駅前』
予定より3日ほど旅の行程が遅れているので、今日のホテル代は抑えめにしました。
といっても駅からのアクセスもいいし、寝るだけなら問題なし。
このゲストハウスの雑多な感じが、旅をしている感があって、これもまたいいですよね。
名古屋グルメも食べたかったのですが、あいにく時間が遅くほとんどのお店が閉まっていたので、今回は断念。
まあ、名古屋は何回か来ているのでまたの機会という事で。
5日目となる明日は今回の旅の折り返し、東京を目指します。