青春18きっぷでの日本縦断旅行6日目。

東京で久々会う友達と遊んでいたら、1日のはずが3泊もしてしまいました(笑)

どんどん日程がズレてますが、この行き当たりばったり感もまた鉄道旅っぽいのでよし。

遊んでくれた皆、ありがとう。

さて、今日は東京から宮城県の仙台駅を目指します!

本来東京から仙台の移動は、宇都宮線を経由した東北本線で行くのが最短ルートですが、今日はどうしても行ってみたいところがあったので、ちょっと大回りをすることにしました。

青春18きっぷでの日本縦断旅の後半戦、スタートです。

新大久保駅 04:46 → 高崎駅 06:55(山手線→高崎線)

後半戦のスタート。

前回のゴールは東京駅でしたが、宿の関係で今日のスタートはここから。

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新大久保から池袋駅で埼京線に、赤羽駅で高崎線に乗り換えれます。

宇都宮線と高崎線は関東に住んでいた頃によくお世話になった路線。通り過ぎる駅や景色にも見慣れています。

旅というよりも、関東に住んでいた頃を思い出して何だか懐かしい気持ちになります。

正直言うと、

(ここまでの旅で疲れたし、お金も使ったのでここで帰ってもいいかなぁ)

と思わなくもなかったんです。

誰かに強制された旅ではないのですが、少し疲れた自分を奮い立たせて今日のゴール「仙台駅」を目指します。

新大久保駅を出発して2時間ちょっと。高崎線の終点、群馬県の高崎駅に到着。

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乗り換えまでちょっと時間があるので、高崎駅周辺を散策してみました。

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これなんだろう?ストーンヘンジ?調べてみると、日本にわずか18例しか現存しない古代の石碑の中で、最古の石碑群「上野三碑」の模型だそうです。

そして高崎といえば、だるま。

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それから世界遺産にもなった富岡製糸場。

富岡製糸場へは、ここから上信電鉄に乗り換えて1時間半くらいだけど、今回は時間の関係で諦めることに。

今回の旅では行けないですが、次群馬に来たときは絶対に行きたい。

高崎駅07:11 → 水上駅 08:28 → 土合駅 08:37(上越線)

さて、ここからは上越線に乗って新潟へ向かいます。

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このあたりからは、車窓から見える景色も、これまでの田園風景から山に囲まれた風景に。

乗り換えの水上駅は、完全に山の中でした。

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次の電車が出発するまで少し時間があるので、ちょっとだけ途中下車。

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調べてみたら、水上駅周辺は、水上温泉を中心に谷川温泉・宝川温泉などを含む温泉郷とのこと。たしかに駅周辺は温泉街の雰囲気。

この大自然の景色を眺めながらの温泉はさぞかし気持ちがいいことでしょう。まだ朝早くほとんど店は開いていませんので、雰囲気だけを楽しんで次の目的地へ。

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次が今日の旅、最大の目的地です。

日本一のモグラ駅、土合駅へ(08:37→09:52)

水上駅から2駅。ついに今日の旅の最大目的である、念願の土合駅に到着しました!

下りホームが地下70m、改札まで階段が462段もある土合駅は、日本一のモグラ駅と呼ばれる秘境駅。

乗り降りするにも本数が極端に少ないく、時間帯によっては次の電車まで4時間近く空いてしまうので、今日のスケジュールはこの土合駅に照準を合わせて組んだくらいの一度行ってみたい秘境駅です。

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降りてみると駅の看板はあるものの、後は苔むした剥き出しのコンクリの壁と蛍光灯、先の見えないトンネル。急に別世界に迷い込んだような感覚です。

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少し進むと、改札に上がるための階段を見つけました。

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あまりにも階段が長すぎて先が見えません(笑)

階段をノンストップで登りましたが、改札にたどり着くまで9分もかかりました。

疲れた。

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土合駅 09:53 〜 長岡駅 11:48(上越線)

次の電車まで約1時間半あったので余裕をかましていたけど、土合駅を隅々まで堪能していたらあっという間に出発時間に。

ここで電車を逃すと、次の電車は2時間後なので急いでホームへ。なんとか無事に土合駅を出発することができました。

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土合駅から次の土樽駅までずっとトンネル内を走る区間。

しばらく暗く狭いトンネル内を走ります。

そしてトンネルを抜けると、そこは雪国でした。新潟の内陸部はまだまだ雪が残っており、窓の外は一面真っ白。

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数時間前に東京を出発した時は冬の気配を感じなかったのに、トンネルを抜けたらまさに別世界。

少し不思議な気分です。

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途中、スキー場や温泉で有名な、上越新幹線の停車駅でもある『越後湯沢駅』を通過。

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スキーシーズンには、2編成の新幹線を東京から繋いで、ここ越後湯沢駅で切り離し、1編成はスキーシーズンのみ営業する、スキー場直結の「ガーラ湯沢駅」まで延長運転します。

ここまでアクセス抜群なので、スキーシーズンは関東圏からの利用者が非常に多いです。

越後湯沢駅も通り過ぎ、途中、長岡駅で乗り換え。ちょうどお昼前だったので、長岡でお昼ご飯に。

せっかく新潟に来ているので、ご当地グルメを食べたい。

というわけで、新潟のB級グルメ『ナポリタン』を食べに行きました。

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ん?スパゲッティじゃなくて、焼きそばじゃない?と思った方、正解です。

新潟でナポリタンは、このミートソースがかかったソース焼きそばのことを指すそう。

中太の中華麺はミートソースがよく絡む。具沢山で、ボリュームも抜群。

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ちなみに長岡駅の駅ビルCoCoLo長岡店には、新潟のイタリアンで有名なチェーン店『フレンド』があります。

他の店舗は駅から少し離れたところにあるので、時間ないけど新潟のナポリタンを食べたい人に非常におすすめ。

長岡駅 12:40 〜 新潟駅 13:57(信越本線)

長岡駅を出発して、電車に揺られること約1時間。新潟駅に到着しました。

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新潟駅を訪れるのは今回で2度目。

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しか今回は土合駅がメインだったので、新潟駅での滞在時間は約2時間。駅周辺を散策する時間はありません。

でも、せっかく来たのだから新潟を楽しみたい。

ということで、駅ナカでも楽しめる『ぽんしゅ館』へ。

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新潟駅の駅ビル内にあるぽんしゅ館では、新潟県内の100種類以上の日本酒を利き酒できるんです。

入り口で500円払って、お猪口とメダル5枚をもらいます。

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日本酒の銘柄によって、メダル1枚で1杯、2枚で1杯、高級なものだとメダル7枚で1杯の日本酒が楽しめます。

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見よ、この日本酒の数々を。

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日本酒ひとつひとつに特徴があって、しかも丁寧に説明をしてくれているので、初心者でも分かりやすい。

ひと口に日本酒と言っても、銘柄によってこんなのも香りや味わいが違うのだと驚かされます。

ここに1日入り浸って全ての日本酒を味わい尽くしたいところですが、旅の後半戦は始まったばかりなので5杯でストップ。

お猪口で味見程度ですが、しっかり酔っ払いました。ああ、幸せ。

新潟の地酒を堪能したあとは、米どころ新潟のお米を。

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次に訪れたのは、同建物内にある『爆弾おにぎり家』

ここでは、新潟のお米を使った、豊富な数のおにぎりが楽しめます。

おにぎりは普段から食べているけど、新潟のお米で握ったおにぎりは今まで食べたものとは別物。

具がいらないくらい、お米そのものの旨さが違うのにびっくりします。

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ここに来たら、是非食べて欲しいのが店名にもなっている爆弾おにぎり。

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具材と味噌をそれぞれ1種類ずつ選んで、それを握ってくれます。

爆弾おにぎりは、いろんなところにありますが、それとは違って本当にサイズが爆弾。

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成人男性の握り拳くらいのサイズです。握られているお米はなんと1合。

ちなみに2000円で、4合の大爆弾おにぎりが食べられます。

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米だけでも十分旨いのに、そこに味の濃い味噌と焼き鮭が加わると、もう止まりません。

1合の米があっという間に腹の中に。炊き立ての美味しいお米を飯の友と、ただ握る。それだけでこんなに人を幸せにするのか。めっちゃ旨い。

新潟には過去に来たことがありますが、その時も日本酒の旨さ、米の旨さに感動しました。

新潟駅 15:43 〜山形駅 20:13(白新線→米坂線)

さて、新潟の美味しいお酒とお米を堪能したところで、ここからは今日のゴール「仙台駅」を目指します。

白新線、羽越本線を乗り継いで、米坂線へ。ここからは移動だけの、ちょっとキツいルートになります。

しかし、このルートは初めて乗る路線。車窓から見える景色、電車の車両、周りの人たちの話す声、駅ホームやアナウンスなど何もかもが初めて。

こういうのを楽しむのも、青春18きっぷの魅力のひとつです。

ここからは移動のみなので、写真メインでお届け。

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のどかな田園風景のど真ん中を直走る。
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佐々木(ささき)駅。元カノの名字が佐々木だったなぁ。

全国を旅していると人の名字である駅名が結構あるので、車窓から見える景色を楽しみながらそんな駅名を探してみたり。

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坂町駅で白新線から米坂線に乗り換えです。仙台駅まで3回ある乗り換えの1回目。

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米坂線の米は米沢駅の米。ということで、米沢駅を目指します。

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ここからは1両編成の非電化区間。コトコトと米沢駅へ。

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途中に見つけた湖。

写真じゃ伝わらりきらないけど、綺麗な緑色で、後ろの雪が残る山も相まって、なんだか日本じゃないみたいでした。

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米沢牛の米沢。

坂町駅を出発して、約2時間で米沢駅に到着しました。時刻はもう19時過ぎ。

ここからは奥羽本線に乗り換えて、山形に向かいます。

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この時間になると、陽も落ちて外も真っ暗で景色が見えなくなったので、これまでの旅程を振り返り。

思えば遠くまで来たもんだ。

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車両のカラーリングは湘南新宿ラインとかに似てるけど、行き先案内板がレトロ感あるのがいいですね。

山形駅 20:24 〜 仙台駅 21:47(仙山線)

米沢駅を出発して、約1時間。山形駅に到着しました。

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山形駅は乗り換えで1度降りたことあったけど、その時も駅周辺を少し散策した程度だったので、いつかちゃんと巡ってみたい県の一つ。夏に来たら花笠踊りとかみてみたい。

さて、本日最後の乗り換え。奥羽本線から仙山線へ。

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駅構内の路線別の看板とか好きです。

この看板、カラーがもろ山手線と京浜東北線ですね。

ここから本日のゴール『仙台駅』へ向かいます。

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この時間になると、窓の外はほとんど真っ暗で何も見えないので、こんな時のために用意していた小説を引っ張り出して読書タイム。

でも、途中で面白い名前の駅を見つけました。

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その名も面白山高原。

名前は面白いんですが、景色が何も見えないので何にも面白くありません。

次山形に来るときは明るい時に訪れます。

仙台駅 21:47(仙山線)

ついに今日のゴール「仙台駅」に到着。

新潟駅を出発してから、乗り換え3回、移動時間なんと6時間。長い長い移動でした。

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東北の玄関と言われている駅も、さすがにこの時間だと、お店はほとんど閉まっていて人もまばら。

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今日は朝5時前に出発して、もうクタクタだったので早々に宿に行くことに。

本日の宿は『駅前人工温泉 とぽす 仙台駅西口』

というわけで、日本縦断旅行の後半戦。6日目は東京都新大久保駅から宮城県仙台市までの移動でした。

一旦上の方に行ってから、ぐるっと回って下に降りてきているので、移動時間に比べて直線距離ではそんなに進んでいないのですが、念願の土合駅に行くことができてよかったです。

本日の宿は、仙台駅前のアーケード街にある『駅前人工温泉 とぽす 仙台駅西口』

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駅前人工温泉 とぽす 仙台駅西口
宿泊代:3000円

カプセルホテルなのですが、温泉とサウナはあるし、漫画読み放題だし、あまりに快適すぎて、クタクタのはずが、つい夜更かししてしまいました。

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さて、明日の7日目はいよいよ本州を飛び出して、北海道へ。

青春18きっぷの旅で、北海道に行くのは初めてになります。ちゃんと北海道に渡れるだろうか。今からドキドキです。